50年代146のインクウィンドウ<その2>
先日はインクウィンドウのカラーについてお話ししましたので、 ついでにロングウィンドウタイプとショートインクウィンドウタイプ についてご紹介しておきましょう。 50年代の146は1949年から60年のあいだにカラー以外に その長さのバリエーションが存在します。 前期のものは長く、後期のものは短くできており、切り替わりは 1955年前後と言われていますが、定かではありません。 ペンはほとんどのメーカーが予告なしに部品の仕様を 変えてくるので各部品の新旧が入り混じることもあり学問になりません。 ただ、アーリータイプかレイトタイプかは区別できるものもあるので 今後、各部品もご紹介してみたいと思います。 話は元に戻ってインクウィンドウですが、 ロングタイプはキャップを締めた時にもインクの 残量がわかるようになっています。(写真上)。 ショートタイプはキャップを閉じた時に インクウィンドウがきれいに隠れ、すっきりとした印象になります。 みなさんはどちらが好みでしょうか? 146の前の136の戦前モデルではさらに長いものがあり、 ちょっとかっこいいと私は思います。 話はそれますが、136ではロング、セミロング(146のロングタイプとおなじ)、 ショートの3種類になり、特に136末期では146と並行生産されたため 部品が共用化されたことから多くのバリエーションが存在します。
by pencluster
| 2011-07-08 10:17
| Room N0. 146
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