▶ 50年代146のキャップ廻りのバリエーション<その1>
今日からキャップ廻りのデザイン、仕様のバリエーションをご紹介したいと思います。 先日、「ペールグリーン」のところで、「とさかクリップ」という 名称でちらりとご紹介しましたが、1950年代の146だけでも、 クリップにも大きく分けて3つくらいのバリエーションがあります。 写真がいまいちでわかりずらいですが、一番左のタイプがとさかクリップ。 天冠に凹みがありmクリップの強度を高めるため リブ(でっぱり)が付いているものがあるのがお分かりでしょうか? 真中のものは天冠の座に厚みが薄く、右側のタイプは厚くできています。 恐らく、とさかクリップはコストもかかるうえ、 締め付け時のへたりで緩くなった天冠を増す締めした時に クリップと一緒に回ってしまう問題があって、真中の仕様になり、 さらに耐久性を上げるために一番右側のタイプのように、 座を厚くするようになったものと思われます。 「とさかクリップ」1949年のファーストイヤーモデルに装着されており、 恐らく2-3年このタイプが作られたと思います。 このクリップは142、144にもあるので149が生産された時点までかと推測されます。 1952年生産開始の149にはとさかは付きませんので。 ここで大きな設計変更がされたのでしょう。
by pencluster
| 2011-07-09 21:01
| Room N0. 146
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