カテゴリ:Room N0. 146( 61 )
発見!ダニッシュ・モンブラン146マスターピース!!
今日から4月です。
だいぶご無沙汰してしまいました。
仕入中心の活動でブログはもちろんカタログの更新もままなりませんで
誠に申し訳ありません。
先日、ドイツ・ケルンでみたこともなモンブランの146を見つけました。
デンマークの友人が持っていた物です。
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どうも、デンマーク向けに販売するよう考えられた146のようで
プロトタイプだとか・・・。
詳細は誰も知りません。
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コーラルレッドはデンマークのナショナルカラー。
吸入はもちろんテレスコピック。
こういう146や149があっても不思議ではありませんね。
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ちなみに今日はエイプリルフールです。
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by pencluster | 2015-04-01 18:34 | Room N0. 146
シルバー合金のはなし
さてこれはなんでしょう?

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イリジウム合金かと思った方はよほどの通。

実はこれは私の差し歯。今日根元からとれてしまいました。

普通こう言う歯科材料は銀か金の合金で出来ている。

良く用いられるのは

金(Au)、白金(Pt)、チタン(Ti)、パラジウム(Pd)、銀(Ag) など。

良く見るとペン先の材料にも使われている物ばかりだ。

私の歯はたぶん銀とパラジウムの合金。

ただ、同じ銀歯でも非常にたくさんの種類の合金が有り、

スズや亜鉛、インジウムなども配合されている。

人によっては金属アレルギーになることがあるので

歯を治療したあと具合が悪くなったような場合はアレルギー検査をした方が良い。

これらとほぼ同じ材料が、戦時中ドイツのモンブランやペリカン、ゾェーネケン

など主要メーカーが使用していた。銀パラとよばれる銀75:パラジウム25の合金である。

ナチスの統制下で金や金属の使用が制限されて時代。

当時のペンの材料は最も高いグレードのもので18k、次に14k、その次にこの銀パラ合金。

ミディアムクラスと思いきや、どのブランドもマイスターシュテュックやプレジデントなど

トップラインに使うことが多かった。

これはモンブランの銀パラニブ。Mマークの下に”P"の刻印で識別できる。

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良くプラチナという説明をされることもあるが実際はパラジウムの”P”である。

プラチナは当時からレアメタルでペンなどには使うのは一般的でなかった。

これは、ゾェーネケン・プレジデント1の”Pargo”ニブ。銀パラ合金の商標らしい。

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割としなやかなものが多く魅力的なペンである。

ただ、金よりは腐食しやすいのでクリーニングなどお手入れはまめにした方が良いだろう。

このペンは今、テレビドラマで出演者が演じる小道具になっている。
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by pencluster | 2014-01-24 13:58 | Room N0. 146
こんな146
60年代146は公には生産の記録がないが
プロトタイプにしては数が多い。
これはその70年代に作られたシルキーフィニッシュの
クラシックラインのような60s146。
渋い・・・。
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by pencluster | 2014-01-03 20:56 | Room N0. 146
あけましておめでとうございます
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あけましておめでとうございます。
昨年も多くのお客様とのであいがあり幸せでした。
本年もよろしくお願いいたします。
ことしは当社のオリジナル万年筆を販売できるよう
準備を進めて参ります。
また、ヴィンテージにつきましてもモンブラン、ペリカンを中心に
程度の良い物だけを厳選しご提供させて頂きたいと思います。
ブログも身近なことから、マニアックなことまでお話しできたらと思います。
お店の近所のグルメ情報とか。。。
ことしもどうぞよろしくお願いいたします。
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by pencluster | 2014-01-01 16:51 | Room N0. 146
444プロトタイプ
久しぶりのブログです。
サボってしまい申し訳なく思っています。
昨日、お得意様が「何か変わった物を見たい」と
お越しになったのでこちらをご案内した。
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一見すると普通のモンブラン444だが中身が違います。
分解するとこんな感じ。
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444はマルチパーパスニブと呼ばれる硬めのクーゲルと
ルビーボールペンが普通だがこれは違う。
どこが違うかというと・・・
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ペンがニードルペン、「スタイラス」になっている、プロトタイプ。
どちらも細いチューブをインクが通る仕組み。
それぞれ空気を通すための溝がペン軸に入っている。
スタイラスはらせん状に、見えてないがルビーペンは直線の溝が入る。
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ルビーペンの方は針とチューブの隙間を毛細管現象を利用し
ボールまで送り出す。
ニードルペンはチューブがそのままペン先になる。
先に針が飛び出しているのがおわかりになるだろうか?
針を伝ってインクが走る。
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ロットリングが特許を持っていた技術で次世代万年筆として一世を風靡した。
当時、モンブランは今のトヨタのような凄い会社だったので
新しい技術はどこの技術であろうと何でも試した。
1930年にプッシュボタンフィラーに採用され、
のちに422が発売され、421,432と続く。
どれもとてもレアで今でも設計屋さんやデザイナーから引き合いが有る。
444では正式には記録が無く、この固体もモデルナンバーは刻印されていない。
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もちろん、そのお得意様にはご予約いただきました。
いつも本当にありがとうございます。
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by pencluster | 2013-06-16 18:56 | Room N0. 146
モデルNo.1252
今年の3月ケルンショー仕入での出来事。


いつものようにハンブルグのアニキのアパートでパーツの山を物色していると


252のキャップが出てきた。


これまたいつものようにクラックを探す。


クラックの無いキャップをさがすのは大変なのだ。


「お、きれいなキャップ・・・いただきまーす」


ドイツのカンパニーロゴがあるが渋い。

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その近くに軸も転がっているがねじが切ってある。


モンテローザの軸だろうな。「ん?ずいぶん濃いブルーのウィンドウだなぁ。」

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そう思って何気なくさっきのキャップを差し込むとするすると締まっていく・・・。

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「なんで252のキャップが入るんだ?!」


キャップをもう一度良く見ると・・・リングには”252”のまえになにやら文字が・・・・。


”1”・・・だ。


「”1252”!なんなんだこれは!キャップにネジが切ってある!!」

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さらに周辺に散らばっている部品を組み立てていくと”勘合”タイプでは無い、


”ネジ式”の”252”が出来上がった。


”1252”・・・はネジ式の”252”だったのだ。


しかもちゃんとキャップリングに刻印がある。


首軸の形もストレートで”252”と違う。


インクウィンドウも濃いブルー!


あの”146”の60sプロトタイプと同じだ。


もしかしたらこれらは同時期に生産されたのかも知れない。


あるいはこの企業向け専用モデルなのか?


友人にこれはなんだと尋ねてみると、


「Very rare・・・」としか言わない。


何とも謎の多いモデルだが極めて珍しいモデルには違いない。


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by pencluster | 2012-08-08 13:02 | Room N0. 146
デモの誘惑
「おい、ツヴェルグ、この間のデモ見なかったか?」
 「また、デモですか?最近研磨の練習でテレビも見てないのでよく知らないんですよ。どこでデモですか?ついにノースコリアでも始まりましたか?」
「そのデモじゃ無いぞ、ツヴェルグ!デモンストレーターだ!」
 「なんすかそれ?」
「あぁ、ここに置いてあった146のデモンストレーターだ!」
 「ああ。はいはい、透明なやつですね!あれなら、昨日、東京に送りました。
  販売統括部のシュワンツさんに頼まれちゃって・・・。なんでもどうしても
  欲しいって話で・・・。」
「シュワンツか・・・やつめ、また出し抜きやがった。あれは工場見学の連中にみせるのにちょうど良かったのに、売っちまったのかやつめ!」
 「写真じゃだめですかね?撮っておきました。」
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「なんだかわかりにくいな・・・これはおまえ、首軸のソケットまでクリアで成形してもらったんだぞ。ペン芯からインクが抜けていく様がよく分かってよかったのによぉ」
 「そんなに貴重だったのですか?」
「20本くらいしかつくってねぇんだ。
 しょうがねぇ、大昔の136デモで来週の工場見学は説明すっか・・。」
 「へぇこんなのあるんですねぇ、どうしたんです?」
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「これはハンブルグのコレクターからわざわざ買い戻したんだ」
 「いくらで?」
「それは言えねぇよ。機密費だ」
 「ロンドンのポンドケースに売ったらどうですか?すごいたくさんビール飲めますよ」
「うーん、魅惑的な響きだな・・・・」

<登場人物>
 シュテュック技師長:モンブラン・ハンブルグ工場マイスター
 ツヴェルグ      :モンブラン・ハンブルグ工場生産管理部班長
 シュワンツ      :モンブラン 本社 販売統括部

※この物語は登場製品以外すべてフィクションにて候 

<解説>
ほぼすべてのモデルにデモンストレーターが存在するが、
モンブランのモデルはレギュラーモデルのデモンストレーターは非売品。
わずかに作られるのみなのでどれも希少だ。
一部がノーマル部品だったり、古いモデルのパーツを使用していたりと
様々な仕様がある。
最近ではアルチザンシリーズにクリアなアクリルと思われる
高級モデルに透明な軸が使用されている。
ペリカンのようにレギュラーモデルには設定が無い。
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by pencluster | 2012-03-20 00:45 | Room N0. 146
ツヴェルグ主任やっちまったか。。。?の巻
「おい、ツヴェルグ、このまえ東京から来た146のリフレッシュはどうなってる?」
 「はい、シュテュック技師長、今、キャップをバフ掛けしてます。
  ああああっっ、やばい、やっちまったかも知れませんですぅ!」
「おい、おい、またか!ツヴェルグぅ。頼むぜ。いつになったらチカラ加減覚えるんだよ」
 「どうしよう・・・見てください技師長!キャップトップが変形してるぅ。あぁ、また給料さがっちまう。。。こんなだったらロンドンのポンドケースにいればよかった。。。」
「なにぶつぶつ言ってるんだ。見せてみろ。」
 「これなんですけど。。。」
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「ロンドンじゃこういうのは見れないだろうな。これはドーム型といって最初期型のキャップトップだ。しかも見ろ、カゼインのホワイトスターだ。こりゃめずらしい」
 「えーっ元々こんなカタチなんですか?」
「やっぱりおまえの目は節穴だな。。。そのドングリ眼を見て良く見て見ろ。でかい目を有効に使え」
 「そう言われてみると、何となく・・・・」
「何となくってなんだ、ルーペで見なくても比べれば分かるだろう」
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 「あぁ、違います、違います、左と真ん中のスチールニブのやつは
上がちょっとフラット気味でぼってりしてる」
「やっと気づいたか!ほら、こうして比べると色の違いがよく分かる。カゼインだからヘアクラックが入ってしまってるがどうだ、ここだけの違いなのにがっしりとたくましい感じがするだろう?」
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 「ええ、たしかに。なぜこんなカタチなんでしょうか?」
「実はデザイナーが前の139のフラットトップのイメージ引きずってしまって、ちょっとびびってたんだ。」
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 「並べてみると後のタイプのほうが確かにスタイリッシュですが、ドーム型の方 が無骨で男性的な気がします。」
「これからは女性にも使ってもらえないとやって行けねぇからってんで社長決裁でデザイン変えたんだ。」
 「後期型の方がたしかに女性的ラインですね。でも、よかったぁ、給料下がらなくて」

<登場人物>
 シュテュック技師長:モンブラン・ハンブルグ工場マイスター
 ツヴェルグ      :モンブラン・ハンブルグ工場生産管理部班長

※この物語は登場製品以外すべてフィクションにて候 

<解説>
ファーストイヤーモデルのキャップトップは無骨なドーム型で“146”の刻印が尻軸にあるものはスチールニブ、“146G”はゴールドニブがついていおり、ごく初期には“136”のペン芯やニブが使用された。
クリップはトサカクリップでキャップトップ側にノッチが入る。
ホワイトスターにカゼインがつくのは非常に希。
インクウィンドウはロング、ペン芯はフラットだ。
時代が下がるにつれてパーツが混在して来ていろいろな組み合わせで生産されていた。 
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by pencluster | 2012-03-13 11:52 | Room N0. 146
50年代モンブラン146のレアなペン芯
「ツヴェルグ、これ見て見ろ」
 「何ですか?シュテュックさん、いつものフラットフィードですね?」
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「やっぱりおまえの目は節穴だな。。。そのドングリ眼を見て良く見て見ろ。でかい目を有効に使え」
 「そう言われてもですね・・・・」
「久しぶりの登場なんだ。更新しろってGinzaのオヤジがうるさいからやっと見つけたネタなんだ。おいおい!ルーペで見なくても分かるだろう」
 「あぁ、溝幅が違います!」
「やっと気づいたか!よぉし、おまえにも教えてやる。」
 「あ、ありがとうございます!でもシュテュック技師長、たぶんこれくらいに違いはもうみんな知ってるんじゃ?」
「んー?まぁ、そうかもな。まぁいいさ、こっちの右側のと比較してみろ」
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 「幅がまっすぐですね。段が無い。それに付け根の切り方も違います。なぜですか?」
「なぜって、そりゃぁおまえこっちの方が良いと思ったからさ。」
 「何がいいんですか?」
「溝が太いんだから、より多くのインクを含めるし、空気の流入抵抗も下げられるだろ?」
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 「それで、ひだりの細溝タイプはすぐ止めちゃったんですか?」
「まぁな。半年ぐらいで太いのに変えた」
 「で、効果上がりました?」
「何の?」
 「いや、ですからインクとか空気のとことか・・・」
「そりゃ、お前見た感じがちがうんだから当然よ」
 「どのくらい?」
「お前、ドイツ人なら日々進化しなけりゃ行けないことくらいわかるだろ?少しでも改善するのがあたりまえだろうが」
 「書いた感じは・・・確かにちがうか・・・」
「やっと分かるようになってきな。そう思う心が大事だぞ!」
 「・・・・・。」

<登場人物>
シュテュック技師長:モンブラン・ハンブルグ工場マイスター
ツヴェルグ    :モンブラン・ハンブルグ工場生産管理部班長

※この物語は登場製品以外すべてフィクションにて候 

<解説>
モデル136のペン芯を当初流用していたがその直後わずかな期間
生産されていたと思われるペン芯。
裏側の溝が細く段付きでないのが特徴。
インクが通る表側(ペンの裏側に当たる部分)の溝の幅も異なる。
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by pencluster | 2012-03-12 16:49 | Room N0. 146
Room No.146 ”モンブラン146モデルの多彩なバリエーション”
▶ 珍奇なる50年代146の尻軸
お久しぶりでごいます。
しばらく惚けておりまして、ブログをお休みしておりました。
今日は、また、50年代の146に戻ります。
以前お話していましたが、この時期のモンブランは
内部パーツに柄物のセルロイドを使っていることがありました。
こんな風に。これは149のキャップです。
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以前はこんなものもありました。

今回は、これ!
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なんと尻軸の先端からグレー縞が覗いている!
表面もパール粉が浮いている・・・。

ハンブルグの工場ではこんな会話が聞こえてきそうだ。
「マイスター!尻軸のブラック在庫が後10個で切れそうでーす!」
「なにぃ?だからトヨタのカンバン方式取り入れろって工場長にいったんだ!どうすんだ!」
「グレーならまだ在庫あるんでこうしたらどうっすか?」
「どうすんだ、ツヴェルグ?」
「バレルに塗ってる黒のメルト・セルロイドで塗っちまいますか?上から刻印打てばばれないっすよ」
「ほんとか?そうだな!ライン止めるよりはましだな!」
「はい、マイスター!やりまーす!バレルのラインに放り込んできます」
「ほんとに大丈夫か?ペンクラスターの親父にばれないか?」
「大丈夫ですよ、そんな先のことはどうでもいいんです。」
「それもそうだな!よし!よくやった!ほんとだわかんねぇな!」



しかし、ばれてしまった。刻印が上から打ってあるので
塗った後に刻印を打ったことが伺える。
もしかしたら、交換パーツ対応だったかもしれない。
いずれにしても珍奇な。。。
こちらの146です。
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by pencluster | 2011-09-09 10:31 | Room N0. 146



こだわりの美麗ヴィンテージ万年筆を中心に少々深堀してご紹介していきたいと思います。
by pencluster
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