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ムーンライト
昨日で、一応60sモデルは終了です。
70sに行こうと思いましたが、あまり面白くないので
こんなものはいかがかと。
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マイスターシュテュック・ソリテール・ラムセスII・ムーンライト
あまり多くは語れませぬ。
ラムセス2世は太陽が生んだ子。太陽はゴールド。
日が沈めば月光。当然。銀だ。
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by pencluster | 2011-08-27 22:24 | Room N0. 146
青い閃光-その8-
いかん・・・肝心な時に間を開けてしまった。申し訳ござらん。
今日は60s146解体新書のメインテーマ「Barrel」。
日本では「胴軸」というがあっちでは「樽」。まぁインクをため込んだ樽といえば樽だ。
しつこいようだが、後戻りしなくていいように分解図から。
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胴軸のインクウィンドウが青いことにお気づきであろう。
この部分がこの60sモデルの最も特徴的なパーツ。
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今度は違いを見てみよう。
まず、50年代初頭の256との比較。
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最初はバレル部分はこの後にでる256のブルーのインクウィンドウと共用化と思いきや
色も違うし、サイズが60sモデルのほうが首が長く、胴が短い。

こんどは70sの146との比較。
写真がうまく取れず線を引くとほとんど変わらないように見えるが
60sのほうがやはり首が長く、胴がやや短い。
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ということはこの胴軸は専用設計ということで、きちんと金型を作ったことになる。
ウィンドウの色は濃いブルーでとても美しい。
横から見ると60sと70sではテーパー(勾配)のかかり方が異なる。
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生産時期は諸説あるが、1950年代ではなく60年代であろう。
モンブランはアクリルのインクウィンドウを1954年ころから34ゃ25xに使用し始め
1957年から本格化。1959年ごろには天ビスは胴軸もアクリルに変えてきている。
が、プロトタイプを10年も前から金型を用意して作ることは考えにくい。
生産モデルであれば142、144の過渡的モデルのように60年代であろう。
デザインもペンの選択も非常に考え方が似ている。
何よりもピストンシールが70年代と全く同じでそれに合わせて作られている
ことから70年代生産直前に50年代の余ったパーツを組上げた試作品のような
気がするのだがどうだろう。。。。
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by pencluster | 2011-08-26 22:14 | Room N0. 146
青い閃光-その7-
60s146解体新書。今日はピストン廻り。
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ピストンそのものは70年代以降のものあるいは二桁番といわれる14,74などと同じで
現在でもロッドは共用できる。
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違いはピストンガイド。
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細かくは年代は特定できないが、およそこのような年代になろう。
60sモデルは256の部品が一部使用されているようだ。
70年代に入り真鍮部品と一体成型したタイプに。
80年代ではオール真鍮製。ここにはないが現在ではくびれがある形になっている。
リング部分は丸みを帯びたもの平たいもの両方存在が確認されている。
丸みの帯びたものの中にはキャップをうしろに挿した時に「カチッ」とロックが
かかるものもありなかなか興味深い。いろいろなデザインを試したような痕跡が認められる。
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尻軸についているらせん状の部品、スピンドルは60年-70代前半では白いものが多い。
現在でも混在しているような気がする。
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尻軸の内部を見てみよう。
まず、胴軸に接する面の形が違う。60sは切削加工されたものかもしれない。
また、スピンドルを固定している部品が80年代以降では異なる。
70年代までは真鍮のカップリングを圧入し手固定しており二桁番と同じ部品を使用している。
80年代以降はより簡単なステンレスのばねリングになり分解が難しくなった。
真鍮のタイプであれば楽にスピンドルの交換ができるのだが、時代とともに
部品コンプリート交換になり分解が難しくなってきている。
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by pencluster | 2011-08-21 22:16 | Room N0. 146
青い閃光-その6-
まだまだ、青い閃光部分にはたどり着いておりませんが
今しばらくご辛抱を。
今日はペン先。
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ペン先は今まで見つかったものにはすべて50年代の中白のタイプが付いている。
こちらはキャップトップがセルロイドのものについていた。
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それに対しアクリルのキャップトップの個体には50年代のアーリータイプのペンが付いている。
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どうもありあわせの部品で対応していたようですな。
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by pencluster | 2011-08-20 23:18 | Room N0. 146
青い閃光-その5-
60s 146について、今日はキャップチューブ。
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まずその前に、キャップトップの70sに初期型のものがついていた写真をご覧ください。
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右は50年代のセルロイド製。左はインジェクション成形のアクリル樹脂製だ。
どちらもこの60sモデルについていたものだ。
セルロイドはホワイトスターの象嵌と切削、磨き、ねじ切りと大変な手間と工程で
作られていたが、アクリルのほうはホワイトスターを成形して、周りの黒い樹脂を
アウトサート成形すればほぼ一発で部品が出来上がる。しかも1ショットで
10個や20個は当たり前に。。。でもやっぱりセルロイドのほうが手作り感があっていいな。
キャップは70年代初期のタイプ。これもインジェクションの一発成形。
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クリップがかぶさるように段が付いて、ノッチにはまると回り止めになるから
組み立てやすい。この部分も成型時にできてしまう。もちろんネジも。
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60年代は大量生産の幕開けだ。
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by pencluster | 2011-08-19 22:33 | Room N0. 146
青い閃光-その4-
60s 146のお話。
今日はクリップ。
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クリップは1950年のエンドモデルのタイプが装着されている。
これは1970年前半にも使用されており、「なで肩タイプ」などと呼ばれていた。
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by pencluster | 2011-08-18 18:50 | Room N0. 146
青い閃光-その3-
こちらが60s146の全構成部品だ。
今日から順番に各部品の違いを解説しよう。
私はこのペンを3つ持っている。
もう一つ、見つけたがこれらとはパーツの一部が違っていた。
合計4つ見たことになる。結構な数だが確かにおいそれとは見つからない。
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今日はまず「Cap top」キャップトップから。
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キャップトップは50年代のセルロイド製が2個体。
もう1個体は70年代のアクリル製。ともにねじ込み式。
部品の仕様が入り混じっているところから見て作られたのは
59-60年頃であろう。もし、販売されたのであれば・・・・。
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by pencluster | 2011-08-17 22:45 | Room N0. 146
青い閃光-その2-
50年代146でしょ。。。
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ん?キャップリングの刻印の雰囲気が違う。。。
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ぎゃぁ、あの雑誌に載っていた極端に少ないというあの。。。
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だいぶ時間がたってしまっているのでなんだとお思いになるかもしれません。
146はご存じのとおり通説では1960年代は販売されていなかったが
その間にどうやら作られていたのがコレ。
インクウィンドウしか見れなかった人のために
今日から少々深堀していきたい。
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by pencluster | 2011-08-16 21:33 | Room N0. 146
Room No.146  ”ちょっと寄り道”その13
まぁ、当然ですわな。今日はお盆。
それぞれの思いに手を合わせましょう。
というわけで、今日も寄り道いたします。
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モンブランのマイスターシュテュック30の金無垢。
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お盆なので2連発。
こちらのは超すばらし~。
数寄者なら心躍る逸品でした。
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by pencluster | 2011-08-15 22:05 | Room N0. 146
Room No.146  ”ちょっと寄り道”その12
今日も非常に暑く大変でした。
かばんに大切なペンを入れたままお車などに放置されないよう
ご注意ください。
さて、今日はお店がお休みですので寄り道させていただきます。
モンブランの八角軸金無垢セフティ。
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際立つ八角形断面のエッジ。
より、高級なオールメタルカバーの胴軸。
美しいサラセン模様の彫刻。もちろんエナメル製のホワイトスター。
欲しい。。。
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by pencluster | 2011-08-14 23:10 | Room N0. 146



こだわりの美麗ヴィンテージ万年筆を中心に少々深堀してご紹介していきたいと思います。
by pencluster
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