今日は猛暑まではいかないまでもすごく蒸し暑い一日でした。
さて、今日は寄り道します。 2008年のハンブルグショーのイベントでモンブランの ミュージアムを見学してきたときのレアな134マイスターシュテュック。 これのリバース版模様。 http://pencluster.exblog.jp/15948790/ これだぁ。 134のプロトタイプ。この時のは黒地にレッドライン。 ブラックにブルーラインものも下に見える。 こっちはショールームに飾ってあったもの。 かわいい猫のマイセンと一緒に。 これも高いんだよなぁ・・・。 #
by pencluster
| 2011-07-26 23:04
| Room N0. 146
▶ 50年代146のニブ(ペン先)その4
今日は146だけの話ではないがペン先のサイズとスケール(字体)を 1950年代のモンブラン専門店のカタログからご紹介しよう。 これだぁ。 ★149から下のクラス252までは3Bと3OBをご用意。 ●ベルベットのような感触のウィングニブ ○DEF,DF,DM,DOは264、344、342Gに展開。 ▲254,252、344,342Gには特別やわらかいStenoをご用意・・・ て感じのコピーの様だが間違ってたらごめんなさい。 これみるとO3Bがもっとも太いのがわかりますね。 クーゲルは縦横の差が少ない字体。 ステノはヘロヘロな速記文字。 通常のEF,F,M,Bはちゃんと縦横差がある字体になっています。 今のはペンが厚いのでこの時代のクーゲルと感じが似ています。 #
by pencluster
| 2011-07-25 20:38
| Room N0. 146
▶ 50年代146のニブ(ペン先)その3
今日も刻印にはなし。 ファーストイヤーモデルの金ペンにはご覧のような刻印が打たれたものがある。 これだぁ。 ”146”と打たれるべきところに”136”とある。 136と146は1949年前後に並行生産されていた。 そのため区別するよう準備されたのだろうが、人命に影響のない ペンの世界では部品は工場の都合で入り混じってしまうようだ。 これは136の過渡的モデル。 これにはたいてい”146”刻印のペンが付く。 136に”136”刻印が付くのはスチールペンがほとんど。 金ペンは”250”刻印のペンが付くのが普通。 146のファーストイヤーからアーリーでは”136”刻印のスチールペンがつき それと区別するため金ペンには尻軸に”146.G”の刻印が付くことが多い。 #
by pencluster
| 2011-07-24 23:44
| Room N0. 146
▶ 50年代146のニブ(ペン先)その2
今では18金のペン先は当たり前ですが、1950年代以前は非常に珍しかった。 まずは金含有量増加によるコストの問題。 もう一つは強度。強度は異種金属が多いほど高まるのがゴールドでは常識。 よく、18金は柔らかいといわれるが強度が低いのである程度の力を加えると変形してしまう。 そのため今のペンは厚くせざるを得ず、剛性が高くなり硬くなってしまう。 対して14金は強度、耐食性、色味などペンとしてはベストバランス。昔から主流となっていた。 しかし、フランス向けは事情が異なりフランス造幣局が金と認めるのは 18金以上のためフランス向けには18金のペンが製造された。 これが50年代146の18cペン先。 Mマークの周りはぎざぎざのない後期のデザイン。 18cと75%の含有量を示す“750”の刻印がある。 下部にはモンブラン独自の18c専用デザインの刻印。 今のペンにも似たようなデザインの刻印が見られる。 これが鷲のマークでペンの側面に打たれている。 どうも上下さかさまの様であるがお分かりになるだろうか? 金の場合は鷲。銀はミネルバという女神、プラチナは犬と決まっている。 146のほかにも256などのモデルにも時々見られる。 裏面には3ケタの刻印も見られる。一体何種類あるのだろう。 #
by pencluster
| 2011-07-23 20:59
| Room N0. 146
▶ 50年代146のニブ(ペン先)その1
久しぶりに146に戻ってまいりました。 今日はペン先のバリエーション。 下の写真の右端は146のお父さんとお爺さんに当たる 126,136に使用されたニブ。 中央はファーストイヤーからアーリータイプに多くみられる。 右端がエンドまで製造されたもの。 全体の形、ペン芯の径は同じで6.25mm。 よく見ると中央の”M"マークの彫り具合と円内に 中央のはギャザリングが刻印されている。 エンドモデルではなくなっている。これが新旧見分けるポイントだが 各個体いろいろなパーツが入り混じっておりこれだけでアーリーかエンドなどと 区分けするのはあまり意味がない。 また、一番下の部分の形が違う。 235と刻印されたものと中央のアーリーには尖ったでっぱりがある。 これは金型にセットするために位置決めをしやすくするためのもの。 各社いろいろあって逆にへこんだものや●穴のものなど多様だ。 エンドではなくなっているがハート穴を位置決めに使えば あとは底辺を当てれば位置は決まるので廃止されたか、 あとから落としたものと思われるが定かでない。 14Cは14カラットの金。 24金法では14/24が0.585なので585と国際的に 刻印されている。58.5%が金でのこりは主に銀と銅。 126-136のものには”235”とあるがこれは ニブナンバーで220,225,235,245まであり それぞれ、122-132,124-134,126-136,138モデルに 装着されている。 14Cは14金。 アーリーには”21”と刻印があるが”36”やほかの番号もあり 金型の番号かプレスラインの番号か定かでない。 エンドには一見刻印はないようだが 裏を見ると”216”とある。ほかに”55”などがあり意味は不明だ。 分解しないとわからない刻印やほかにもミステリアスな 刻印があるのでちょっと変わったのを見つけると何だか楽しい。 #
by pencluster
| 2011-07-23 00:36
| Room N0. 146
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