青い閃光-その8-
いかん・・・肝心な時に間を開けてしまった。申し訳ござらん。
今日は60s146解体新書のメインテーマ「Barrel」。
日本では「胴軸」というがあっちでは「樽」。まぁインクをため込んだ樽といえば樽だ。
しつこいようだが、後戻りしなくていいように分解図から。
b0215343_2293789.jpg

胴軸のインクウィンドウが青いことにお気づきであろう。
この部分がこの60sモデルの最も特徴的なパーツ。
b0215343_22101426.jpg

今度は違いを見てみよう。
まず、50年代初頭の256との比較。
b0215343_22104915.jpg

最初はバレル部分はこの後にでる256のブルーのインクウィンドウと共用化と思いきや
色も違うし、サイズが60sモデルのほうが首が長く、胴が短い。

こんどは70sの146との比較。
写真がうまく取れず線を引くとほとんど変わらないように見えるが
60sのほうがやはり首が長く、胴がやや短い。
b0215343_22112629.jpg

ということはこの胴軸は専用設計ということで、きちんと金型を作ったことになる。
ウィンドウの色は濃いブルーでとても美しい。
横から見ると60sと70sではテーパー(勾配)のかかり方が異なる。
b0215343_2212396.jpg

生産時期は諸説あるが、1950年代ではなく60年代であろう。
モンブランはアクリルのインクウィンドウを1954年ころから34ゃ25xに使用し始め
1957年から本格化。1959年ごろには天ビスは胴軸もアクリルに変えてきている。
が、プロトタイプを10年も前から金型を用意して作ることは考えにくい。
生産モデルであれば142、144の過渡的モデルのように60年代であろう。
デザインもペンの選択も非常に考え方が似ている。
何よりもピストンシールが70年代と全く同じでそれに合わせて作られている
ことから70年代生産直前に50年代の余ったパーツを組上げた試作品のような
気がするのだがどうだろう。。。。
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by pencluster | 2011-08-26 22:14 | Room N0. 146
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こだわりの美麗ヴィンテージ万年筆を中心に少々深堀してご紹介していきたいと思います。
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