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Room No.146 ”モンブラン146モデルの多彩なバリエーション”
▶ 珍奇なる50年代146の尻軸
お久しぶりでごいます。
しばらく惚けておりまして、ブログをお休みしておりました。
今日は、また、50年代の146に戻ります。
以前お話していましたが、この時期のモンブランは
内部パーツに柄物のセルロイドを使っていることがありました。
こんな風に。これは149のキャップです。
Room No.146 ”モンブラン146モデルの多彩なバリエーション”_b0215343_2074757.jpg

以前はこんなものもありました。

今回は、これ!
Room No.146 ”モンブラン146モデルの多彩なバリエーション”_b0215343_20123025.jpg

なんと尻軸の先端からグレー縞が覗いている!
表面もパール粉が浮いている・・・。

ハンブルグの工場ではこんな会話が聞こえてきそうだ。
「マイスター!尻軸のブラック在庫が後10個で切れそうでーす!」
「なにぃ?だからトヨタのカンバン方式取り入れろって工場長にいったんだ!どうすんだ!」
「グレーならまだ在庫あるんでこうしたらどうっすか?」
「どうすんだ、ツヴェルグ?」
「バレルに塗ってる黒のメルト・セルロイドで塗っちまいますか?上から刻印打てばばれないっすよ」
「ほんとか?そうだな!ライン止めるよりはましだな!」
「はい、マイスター!やりまーす!バレルのラインに放り込んできます」
「ほんとに大丈夫か?ペンクラスターの親父にばれないか?」
「大丈夫ですよ、そんな先のことはどうでもいいんです。」
「それもそうだな!よし!よくやった!ほんとだわかんねぇな!」



しかし、ばれてしまった。刻印が上から打ってあるので
塗った後に刻印を打ったことが伺える。
もしかしたら、交換パーツ対応だったかもしれない。
いずれにしても珍奇な。。。
こちらの146です。
by pencluster | 2011-09-09 10:31 | Room N0. 146
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こだわりの美麗ヴィンテージ万年筆を中心に少々深堀してご紹介していきたいと思います。
by pencluster
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