人気ブログランキング | 話題のタグを見る
Room No.146  ”ちょっと寄り道”その5
うーん・・・今日も寄り道しちゃおう。
たまにはセルロイドのきれいなやつ。
ラピスラズリの25プッシュノブフィラーで1932-43年のもの。
よく、ラピスとかという呼び名でセルロイドやアクリルの軸があるが
原石を磨いた状態を再現したのがこのセルロイド。
Room No.146  ”ちょっと寄り道”その5_b0215343_21495625.jpg

他にもウォーターマンやスワンなどにもみられるが
本物のラピスのように黄鉄鉱を模したゴールドがちりばめられている。
こういうきれいな軸は今はどこも作らない。
Room No.146  ”ちょっと寄り道”その5_b0215343_21505255.jpg

# by pencluster | 2011-07-21 21:51 | Room N0. 146
Room No.146  ”ちょっと寄り道”その5
寄り道しまくって申し訳ありません。
今日は昨日の詳細版。まずは透かし彫りのオーバーレイのセフティ。
Room No.146  ”ちょっと寄り道”その5_b0215343_22354113.jpg

どういうわけかドイツのこの手の品には蜘蛛が多い。
魔よけや子孫繁栄の願いを込めたものだろうか。
もちろん、このタイプがパトロンシリーズのオクタビアンの原型だ。
Room No.146  ”ちょっと寄り道”その5_b0215343_22364973.jpg

オーバーレイの仮面の下にはモンブランのロゴ。

Room No.146  ”ちょっと寄り道”その5_b0215343_22361586.jpg

オクタビアンとは雰囲気違う手作り感が素晴らしい。

これはうちの店長がクワガタが彫られているといったタイプ。
彼にはオオクワガタが見えるらしい。
Room No.146  ”ちょっと寄り道”その5_b0215343_22371774.jpg

ンなわけないだろ!でも何だといわれると・・・・よくわからん。
# by pencluster | 2011-07-20 22:39 | Room N0. 146
Room No.146  ”ちょっと寄り道”その4
今日はものすごい雨で近くに雷落ちてびびりました。

さて、今日の寄り道は1920-30年代のモンブランコレクション。
2008年に写真だけ撮らせていただいた。
この時モンブランミュージアムも見てきたがこっちのほうが
すごかった・・・。

Room No.146  ”ちょっと寄り道”その4_b0215343_21594716.jpg

# by pencluster | 2011-07-19 22:00 | Room N0. 146
Room No.146 ”モンブラン146モデルの多彩なバリエーション”
▶ 50年代146のインクフィード(ペン芯)

昨日もちらりと写真に写っていましたが、
今日はペン芯のバリエーションをご紹介しましょう。
こちらがそのバリエーション。
右から、ファーストイヤーモデル、アーリーモデル、エンドモデル。
Room No.146 ”モンブラン146モデルの多彩なバリエーション”_b0215343_19541737.jpg

ファーストイヤーは136と共通。
何となく人気があるのはアーリーモデルのものであるが
インクフローなどの性能にはほとんど差はないと思われる。
時代を下るにつれて、溝が増えていく・・・・。
インクを吸入した時や結露のしずくなどを保持するには
表面積を増やしていくのが有効なわけで、
どんどんと溝が増えていく。増えると放熱量も増えて
熱がこもりにくくなって空気膨張によるぼたおちが防げるという
考え方もあるようだが効果のほどは定かではない。
が、いろんな意味で性能はあがってるはず。
Room No.146 ”モンブラン146モデルの多彩なバリエーション”_b0215343_19551268.jpg

それよりも、初期のもののほうがペン先との一体感があり
デザイン的に優れている気がする。
Room No.146 ”モンブラン146モデルの多彩なバリエーション”_b0215343_19554172.jpg

横から見るとペン先先端からペンの厚みまでゆるやかに
カーブを描いて厚みをまして、最後は首軸に根を生やすように
軸と一体化する・・・。
Room No.146 ”モンブラン146モデルの多彩なバリエーション”_b0215343_19563812.jpg

ファーストイヤー、アーリーともに四角い溝がきってあるが
これは恐らく溝切りのため治具に固定するためのものと思われる。
この切欠きではさんで固定したのであろう。
Room No.146 ”モンブラン146モデルの多彩なバリエーション”_b0215343_19571927.jpg

上面からみると溝の幅が徐々に狭く浅くなっているようだ。
昔のインクは流れが悪くこれくらい必要としたのであろう。
今は溝さえあればすいすいとインクが出てくる。
そのため、今これらのペンを使うとインクがどばどばでて
それはそれでよろしいようで・・・。
# by pencluster | 2011-07-18 19:59 | Room N0. 146
Room No.146 ”モンブラン146モデルの多彩なバリエーション”
▶ 50年代146の首軸

この時代の146の首軸はセルロイドでできていますが
右のファーストイヤーモデルだけちょいと構造が違います。
Room No.146 ”モンブラン146モデルの多彩なバリエーション”_b0215343_21122458.jpg

ファーストイヤーではペン芯とペン先を保持するソケットがなく
ダイレクトに首軸にペン先とペン芯をインサートするように
なっています。
前、後期型のソケットはこんなパーツでこれはエボナイト製。
一番右はソケットを取り外す工具。
首軸を外さなくてもペン先を抜き差しできる。
Room No.146 ”モンブラン146モデルの多彩なバリエーション”_b0215343_2112529.jpg

こちらはファーストモデルのアッセンブリー状態。
穴部分が面取りされているのがよくわかる。
Room No.146 ”モンブラン146モデルの多彩なバリエーション”_b0215343_21132629.jpg

# by pencluster | 2011-07-17 21:16 | Room N0. 146



こだわりの美麗ヴィンテージ万年筆を中心に少々深堀してご紹介していきたいと思います。
by pencluster
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31